【社内ニート日記⑧】鼻歌ビート、尻の痙攣。静寂の事務所に響く不協和音の狂気とストレス

社内ニート日記
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昼休み明け、ひとときの安らぎの時間を終えると、残り4時間、自席に張り付けの刑が始まる。

自ら望んで合っているとは言いがたい、拷問タイムの再開だ。

事務所の少し離れた席には、鼻歌族と呼んでいる2人組がいる。

30代の男女で、席が真横同士。アニメやゲームの話で盛り上がっては、片方が鼻歌を歌い始め、もう片方がそれに合わせにいく。今日はどうやら、女性の方がソロで歌っているようだった。

その日も、いつも通りの静かな鼻歌が、サイレントな事務所に小さく響いていた。

そこで、急に異変が起きた。

左のお尻の一部、骨盤の際あたりが、ピクッと震えたのだ。

最初は気のせいかと思った。

でも、数秒後、また来た。

「ツーツツツツーツツ」

まるで、自分の尻の筋肉が、勝手にモールス信号を打っているみたいだった。

しかも、よくよく意識してみると、その痙攣のリズムが、鼻歌のテンポと妙にシンクロしている。

自分の身体の一部が、他人のリズムに無断で乗っ取られている感覚。気持ち悪いのに、なぜか笑いそうになる自分もいた。

椅子の上で、バレないように、そっと座り直してみる。

誰も気づいていない。当たり前だ、事務所は静かだが、私の尻の中までは誰にも見えない。

なぜ、鼻歌のリズムに合わせて発症したのか。自分でも本当に不思議だった。

そして、鼻歌が止まって数分後、痙攣も、すっと落ち着いていった。

お尻が痙攣するなんて経験、社内ニート生活が始まってから、これが初めてだった。

ストレスの限界が、そろそろ近いのかもしれない。

最近は、事務所の共通の敵だった人もいなくなり、以前にも増して会話をする機会が減った。

溜まりに溜まった何かが、こういう形で出てきたのだろう。

何より、心と体の健康が一番だと、つくづく思わされた。

薄暗い、曇り空の昼下がりの出来事だった。

ストレスは、こんな形で体に出るものなのか。

皆さんも、どうかお気をつけて。


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