こんにちは!事務ちゃんです。
今回から、ついに新章【退職カウントダウン編】がスタートします!
(※前回、前職の社長とのカフェ面談で見事「出戻り」を確定させた私。ついにこの場所を去る準備が整いました。前回の感動回をまだ読んでいない方は、👉【出戻り交渉編 第3話はこちら】からチェックしてくださいね!)
「戻ってきてほしい」という言葉をもらい、安堵の涙を流した帰り道。しかし、その翌日から、私の本当の戦いが始まりました。
「今の会社(社内ニート先)に、退職を告げなければならない」
今回は、ラスボスである所長に挑む前、直属の上司である主任へ「最初の一歩」を踏み出した日の、静かで熱いドキュメンタリーをお届けします。
軽い返事と、重い私の心
6月2✕日。私は意を決して、直属の上司である主任(女性)に面談の予約を入れました。
彼女は、以前の記事でも書いた通り、いつもバタバタと忙しそうで、とにかく話しかけにくいオーラ全開の人。でも、事務チームのすべてを把握しておきたいタイプなので、所長の前にまず彼女に話すのが筋だと思ったのです。
まさか私が辞めるとは夢にも思っていなかったのでしょう。「あー、わかったよー。いいよー」

その軽い返事……!こっちは人生懸けて、喉の奥まで心臓が上がってくるくらい重い話をしようとしてるのに。なんだか、申し訳ないような、切ないような……
その夜、家に帰ってもソワソワが止まりません。家族に対して、つい口調が強くなってしまう自分を自覚しました。大黒柱としてのプレッシャー、そして明日への恐怖。
結局、その夜も何度も目が覚め、熟睡できないまま決戦の朝を迎えました。
ローソンのプーアル茶と「一口パン」の儀式
面談は、拠点営業所にて夕方16時から。今の物流倉庫の事務所から車で30分。私は「打ち合わせに行って、そのまま直帰します」と周囲に告げ、事務所を出ました。
途中のローソンで、私は自分への「お守り」を買いました。一口パンと、普段は選ばない「プーアル茶」。

いつもと違う飲み物を選んだのは、少しでも気分を変えたかったから。一口パンを喉に流し込みながら、『大丈夫、私は間違っていない』と自分に言い聞かせました。
いよいよ、威圧感のある拠点営業所のドアを開けます。「お疲れ様ですー」
主任とアイコンタクトを取り、指示された2階の会議室へ。
一段、一段。運命の階段を登る足音が、やけに重く響きました。背後から、主任が忙しそうに駆け上がってくる音が聞こえます。
「おー、じゃ、やろっか?」
正直に伝えた「生活のリアル」
何度も心の中で練習したシナリオを、静かに、でもハッキリと口にしました。
「お忙しいところ、ありがとうございます。単刀直入にお伝えします。今回、退職をしたくお時間をいただきました」
私は、飾ることなく正直に理由を話しました。想定外の異動があり、賃金が予想以上に下がってしまったこと。これから子供の教育費がますますかかること。大黒柱として、このままでは生活が守れないこと。
すると、あんなに怖かった主任が、ふっと表情を緩めてこう言ったのです。
「わかるよ。そうだよね。そりゃそうだよね……。給与のことは、私じゃどうしようもできないからね」
あんなに「話しかけにくい」と壁を感じていたのに、主任は私の置かれた状況を、一人の働く女性として、真っ直ぐに受け止めてくれました。
完璧な人間なんていない。それぞれの裏側にある悩み
そこからは驚くほどスムーズでした。最終出勤日と有給消化の打ち合わせを終え、残りの時間は少しだけ雑談に。
そこで知ったのは、主任自身の「重い現実」でした。主任もまた、親の介護を抱えていました。余命宣告をされている親の身の世話をしながら、仕事との両立に限界まで悩んでいたのです。

いつもピリピリして見えたのは、主任もまた、誰にも言えない悩みと戦いながら必死に立っていたからなんだ……。
それぞれの生活の裏には、人には言えない悩みがたくさんあるんだって、しみじみ思いました。
思いのほかスムーズにいった安心感。そして、上司を「記号」ではなく「一人の人間」として見ることができたこの時間は、私にとって大切な救いとなりました。
さあ、第一関門は突破。次はいよいよ、キャンパスノートに退職届を忍ばせ、ラスボス所長との「決戦」が始まります……!
👉 次回予告(退職カウントダウン編 第2話)



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