トイレが、聖域になってしまった。
(本編エピソード👉【実録・転職後のリアル⑩】40代社内ニートのリアルな「8時間耐久レース」で軽く触れた、あの話をもっと生々しく綴る。)
社内ニート生活も、かれこれ半年を超えた。
最初の頃は、周囲の目を気にしてビクビクしていたものの、今ではもう開き直りに近い境地にいる。
言うなれば、8時間耐久・何もすることがない選手権に、毎日出場しているようなものだ。
働いているのではない。ただ座って耐える。
生活のために、黙ってそこにいる。それだけの毎日だ。
ここで、ひとつ質問がある。
与えられる仕事が一切ない状態で、あなたは何分、椅子に座り続けられるだろうか。
これは、実際にやってみると分かる。本当に拷問だ。
でも、私には救いの場がある。
そう、トイレだ。
45分に一度、そっと立ち上がり、誰にも邪魔されない個室空間へと向かう。
築1年の新築事務所なので、トイレは綺麗で清潔だ。
便座に座って、3分だけ現実逃避をする。
スマホをポチポチする。首や肩を軽くストレッチする。時には、目を閉じて深呼吸をする。
この3分が、私の心をギリギリで保ってくれている。
5分だと長すぎる。3分がちょうどいい。まさに、絶妙な社内ニート仕様だ。
さすがに、トイレでご飯を食べるところまでは、一線を越えないようにしている。
それくらいの理性は、まだ残っている。
もし、このトイレが汚かったら、たぶん、もう心が折れていたと思う。
清潔で、静かで、誰にも干渉されない。
この条件が揃った今の職場のトイレに、私はもう感謝しかない。
「社内ニート」と聞くと、だらけているイメージがあるかもしれない。
でも実際には、これは精神の耐久戦だ。
そして、この戦いの中で唯一、自分を取り戻せる空間が、トイレなのだ。
清潔なトイレで働けている社内ニート仲間よ、あなたはラッキーだ。
そのトイレは、間違いなく当たり環境だ。
トイレ掃除の当番が回ってきたときは、心を込めてピカピカに磨いている。
トイレは、ただの排泄空間ではない。
心のリセット空間なのだ。
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