【社内ニート日記⑤】弾け飛ぶズボンのホック。15分の便秘との死闘と「座り地獄」の毒

社内ニート日記
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動かないのは、毒なのだと思う。

社内ニート生活の中で、自分が1日に歩く距離を、試しに数えてみたことがある。

自席とトイレの往復が、約10メートル。これを無駄に8〜10回。

来客対応で、玄関から会議室までの案内が、約20メートル。

昼休憩のための移動が、約20メートル。

電話が鳴って、担当者を倉庫まで呼びに行くのが、約300メートル。

とはいえ、電話が鳴るなんて1日に1回あればいい方だ。

自席とトイレの往復と、昼休憩の移動だけで、1週間が終わることもザラにある。

つまり、ほとんど歩かない生活だ。

そして今、お腹まわりと下半身が、見事に育ってしまった。

「妊娠5ヶ月です」と言っても、通じてしまいそうな腹部のカーブだ。

念願の転職を果たし、希望を胸に入社した1年前。

当時はすんなり履けていたズボンのホックが、今やギリギリの綱渡り状態になっている。

油断したら、弾け飛ぶんじゃないかというくらい危うい。

この1年で、私の身体は驚異的な進化を遂げてしまった。

体重は、もちろん過去最高を更新中。

加齢で代謝も落ちているから、ちょっとやそっとの食事制限では、びくともしない。

「座り地獄」から得たものは、脂肪だけだった。

そして、地味につらいのが便秘だ。

先日は、トイレで15分以上の死闘の末、ようやく決着に至った。

運動不足というのは、本当にじわじわと効いてくる。

体重、内臓、気力。全部に確実にダメージを与えてくる、静かな毒だ。

無意味にウロウロできない職場環境も、その毒を強化する一因になっている。

せめて、トイレの回数だけは、無駄に増やすしかないのだろうか。

会社で人の視線を気にしながら、何もすることなく過ごす8時間。

こんな状態を「楽」だなんて、口が裂けても言えない。

動かないのは、毒なのだ。


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