はじめての方へ

40代・地方・中小企業(家族経営)で働く事務ちゃんが、転職する?しない?と揺れ動いた末に、「最後のチャレンジ」として飛び込んだリアルストーリー。全24話。

①話から読む

中小企業あるある。事務員だから見えた組織がおかしくなる兆候7選

中小企業あるある。事務員だから見えた組織がおかしくなる兆候7選の画像 家族経営の会社
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こんにちは、事務ちゃんです。

経理や事務という立場で働いていると、日々の請求書・経費精算・入金管理を通して、会社のお金の流れを一番近くで見ることになります。

現場の管理職は自分の担当案件しか見えていないことが多いですが、経理はそうはいきません。全部の案件、全部のお金の動きが、否応なく目に入ってくるからです。

事務ちゃん
事務ちゃん

社長より先に『あ、この会社ちょっとやばいかも』って気付いちゃうこと、正直あるんだよね……。」

今振り返ると、「あれって前兆だったな」と思う出来事がいくつもありました。今日は、事務員という立場だからこそ見えていた、会社が静かに壊れていく前兆を7つにまとめてみます。

先にお伝えしておくと、ここでいう「おかしくなる」は、倒産や資金繰り破綻といった話ではありません。人が定着しなくなる、ルールも仕組みもないまま現場だけが疲弊していく……そういう、組織として少しずつ機能しなくなっていく状態のことです。

もちろん、しっかり仕組みが回っている中小企業もたくさんあります。これは、あくまで私が近くで見てきた「おかしくなり方のパターン」の一例です。

① 「振り返り」が行われない

赤字になった案件があっても、原因を分析したり、次に活かしたりする場が用意されない。「今回はしょうがなかったね」で終わって、同じ失敗がまた繰り返される。

数字の上ではっきり結果が出ているのに、そこに向き合う文化がない会社は、同じところでずっとつまずき続けます。

② 経費の使い方に、はっきりした線引きがない

交際費や経費が、誰の目にも触れないまま実質的に野放しになっている。「それくらいは仕方ない」で済まされる範囲が、少しずつ広がっていく。

事務ちゃん
事務ちゃん

「線引きがない状態に慣れてしまうと、誰も『これはおかしい』って言えなくなるんだよね。

③ 「ルールを作って」と言うと、極端な反応が返ってくる

現場に最低限のルールや仕組みを提案すると、「そういうのをやらせるなら辞めます」というような、極端な二択の反応が返ってくることがあります。

ルール=自分を縛るもの、という捉え方しかされていないと、組織として当たり前の仕組みづくりがいつまでも進みません。

④ ベテランほど、静かに辞めていく

派手な揉め事があって辞めるわけではなく、ある日気づいたら「そういえば、あの人最近見ないな」という辞め方が続く。

入れ替わりの早さは、外から見ているだけでは気付きにくいものですが、経理の立場だと、給与や社会保険の手続きを通して一番早く実感します。

⑤ 目標だけが、どんどん大きくなっていく

セミナーや勉強会で得た新しい施策が、本業の基礎が整わないうちにどんどん取り入れられていく。壮大な目標だけが先に掲げられて、日々の現場はそれについていけていない。

事務ちゃん
事務ちゃん

目標が大きいこと自体は悪くないんだけど、足元の数字と乖離していくと、社員の方が先に疲れちゃうんだよね。

⑥ 「事後承認」でしか回っていない

支出やお金の流れを未然にチェックする仕組みがなく、何か問題が起きてから初めて発覚する。会計システム上ではお金の流れが見えているのに、それを止める仕組みがない状態です。

事前に防ぐ仕組みがないと、同じような問題が形を変えて何度も起きます。

⑦ 問題の責任が、いつも現場に降りてくる

経営判断が必要な場面のたびに、その責任の所在が、なぜか現場の実務担当者に流れてくる。決めるべき人が決めずに先送りにした分だけ、しわ寄せは下に降りてきます。

おわりに:気付いていても、すぐには変えられない

7つ挙げましたが、どれも「今日から全部直せる」ようなものではありません。組織の空気や習慣は、そう簡単には変わらないからです。

だからこそ、こういう前兆に気付けること自体が、まず大事な一歩だと思っています。「私の感じ方がおかしいのかな」と自分を疑う必要はありません。数字や現場を近くで見ている人ほど、違和感には気付きやすいものです。

事務ちゃん
事務ちゃん

気付いたことを全部その場で正そうとしなくていいから。まずは『これは前兆だったんだな』って、自分の感覚を信じてあげてね。

もし、ここに挙げた7つのうち、いくつも「うちも同じかも」と当てはまるものがあったなら。それは、あなたの感覚がおかしいのではなく、組織の方に無理が来ているサインです。

すぐに会社を変える必要はありません。ただ、「このままここで頑張り続けるかどうか」を、一度立ち止まって考えてみる材料にはなると思います。もし少しでも「今の場所じゃないかもしれない」と感じたなら、無理をする前に、他の選択肢も見ておいて損はありません。

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家族経営や中小企業ならではの人間関係のしんどさについては、こちらの記事でも綴っています。

「このままここにいていいのかな」と少しでも感じた方は、実際に転職を考え始めてから今に至るまでのリアルな記録もまとめています。

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