【実録・転職後のリアル⑤】入社2ヶ月「聞いてた給料と違う!」再転職を決意した40代高卒事務。昇給500円と崩壊した自律神経

実録】40代転職、入社後に労働条件の給料が違うことに気づき、ブラック企業の罠と自分の市場価値の低さに絶望している女性のアイキャッチ画像 転職後のリアル
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こんにちは!事務ちゃんです。

前回お届けした第4話では、忙しすぎる上司に話しかけられず胃を痛めながらも、なんとか生き残るための「質問のコツ」を編み出したお話を書きました。

👉 【実録】「今声をかけたら殺される…」忙しすぎる上司に怯えた私が実践した4つの攻略法

「これでなんとか、この会社でもやっていけそうかも…?」

新しい環境に必死に食らいついていた入社2ヶ月目。 体力的にも精神的にも「そろそろ限界かもしれない…」と思い始めていた頃、ついに「この会社、やっぱりヤバいかも…」と決定的に絶望する出来事が起きました。

今回は【実録・40代転職のリアル】シリーズの第5話。 転職活動中の「早く行き先を決めたい」という浮ついた気持ちが招いた最大の失敗と、40代事務職のシビアすぎる「再転職の現実」についてお話しします。

綺麗事はいっさい抜きです。 あの時、私の体に起きた異変、あるいは夜中に一人で求人サイトを漁りながら感じた、胸が苦しくなるような焦りをそのまま書きました。

事務ちゃん
事務ちゃん

「今の職場、何かがおかしい」 「でも、今さら辞めて次があるのかな…」と、一人で震えているあなたの心に、少しでも寄り添えたら嬉しいです。

入社当日の朝の罠。「聞いてた給料と違う!」

入社してしばらく経ち、初めての給与計算の時期が近づいてきた頃のことです。 ふと、入社時にもらった「雇用契約書」を机の引き出しから取り出して眺めていた私は、自分の目を疑いました。

「……あれ? 面接の時に言われていた給料より、安いんだけど!?」

頭が真っ白になりました。 会社側に確認しても「規定の通りです」と冷淡に返されるだけ。

でも、私は面接のときに「19万2千円スタート」という話をハッキリと聞いていたんです。たまたま求人サイトで別営業所の募集を見ていたときの記憶が、脳裏に鮮明に残っていました。

「ここで黙っていたら、ずっとこのままだ……」

私は胃をキリキリさせながら、勇気を振り絞って面接を担当した所長に「金額が違います!」と直談判しました。 結果、なんとか記憶通りの金額に修正してもらうことはできたのですが……。ホッとしたと同時に、猛烈な疑問と後悔が押し寄せてきたんです。

そもそも、なぜこんなトラブルが起きてしまったのか。 理由は明確でした。私が雇用契約書内容を確認するための書類を手にしたのは、「入社当日の朝」だったからです。

出社してすぐ、緊張でガチガチになっているところに、何枚もある入社書類の束をドサッと渡され、「これ、とりあえず記入してね」と言われました。 周りの先輩たちの目もある、初日のあの張り詰めた空気の中で、一枚一枚しっかり目を通す暇なんてあるはずがありません。

事務ちゃん
事務ちゃん

「『事前に書面で郵送してください!』って、言えればよかったんだよね……。でも、もう前職は退職しちゃってるし、後戻りできない覚悟でここに来てる。今さら逃げられる状況じゃなかったのよ(泣)」

「せっかく内定をもらえたのに、条件を細かく突っついて内定取り消しになったらどうしよう…」

そんな風に、内定をくれた企業に対して完全にビビってしまっていたんです。その弱気が、この結果を招いてしまいました。

年下の未経験と同じ給与。そして絶望の「昇給500円」

給与相違のゴタゴタに続き、私の心をさらにバキバキに折ったのが「昇給」の現実でした。

事務職歴20年以上の経験。それが少しは加味されての採用だと思いたかった。 けれど、フタを開けてみれば、同時期に入社した「事務未経験の20代の女の子」と私の給与は完全に横並びだったんです。

さらに追い打ちをかけるように、先輩社員から会社の給与事情をコッソリ教えてもらう機会がありました。そこで聞いた定期昇給額は、なんと驚愕の「月500円」。

事務ちゃん
事務ちゃん

「ウソでしょ……。物価はどんどん上がってるのに、1年血反吐を吐く思いで頑張って、上がるのがワンコイン!? 40代からここでどれだけ骨を埋めても、絶対に生活は豊かにならない(泣)」

それだけではありません。 1〜3ヶ月違いで入社した若い子たちは、スポンジが水を吸うようにサクサクと仕事を覚え、社内の人の顔と名前もバンバン覚えていくんです。

かたや私は、昨日教わったことが朝起きると抜けている。物覚えは悪くなる一方。 自分のふがいなさに、毎日毎日、嫌気がさしていました。

比べなくていい、他人は他人。 そう頭では分かっていても、年齢という数字を突きつけられて焦ってしまう自分がどうしても止められませんでした。

よし、短期離職になってもいい。もう一度、転職活動をしよう」

私は入社わずか2ヶ月で、誰にもバレないように、こっそり再転職活動を始める決意をしたのです。

月給15万の求人すら書類落ち。再転職の残酷な壁

「今度こそ、ちゃんとした会社に入ってやる!」

そう意気込んで、私は家に帰ると、クタクタになった身体にムチを打って、夜な夜なスマホで求人サイトを漁り始めました。 そこで見つけたのが、ある大手インフラ系子会社の一般事務職。

月給15万〜16万円スタート。 今より給料は下がります。でも、「大手の子会社なら、私の経験を活かして、今度こそ落ち着いて長く働けるかもしれない…」と、藁にもすがる思いで応募フォームのボタンを押しました。

しかし、応募直後にかかってきた担当者からの電話で、私は冷水を浴びせられることになります。

「15万円スタートとありますが、やはり15万円での募集でしょうか?」

少しでも状況を知りたくて確認した私に、電話口の相手はかなりキツめの口調でこう言い放ったのです。

「書いてある通り『スタート』ですから、15万ではありません!(怒)」

ピシャリと受話器越しに叩きつけられた怒気。 「あ、この人と一緒に働くのは難しいかもしれない…」 そんな強烈な直感を抱きつつも、後戻りはできず、履歴書を速達で送りました。

結果は……無残にも「書類落ち」でした。

給与がいくら低くても、正社員の一般事務職という椅子は人気が高く、ハードルは決して低くない。 「40代、高卒、そして入社2ヶ月での短期離職希望」という私のカードが、今の転職市場でどれほど価値のないものか。突きつけられた現実は、あまりにも残酷でした。

自律神経の崩壊。一人で戦うことの限界

新しい職場での強烈なストレスと、一縷の望みをかけた再転職活動でのあっけない書類落ち。

「私、この先どうなっちゃうんだろう……」

夜、布団に入っても天井を見つめたまま一睡もできない。先の見えない不安に押しつぶされそうになっていたとき、ついに私の身体が悲鳴を上げました。

生まれて初めて、首に激痛が走り、足の先がじんわりとしびれ始めたのです。 病院で告げられたのは、自律神経の乱れ

事務ちゃん
事務ちゃん

「もう、気力や根性だけじゃどうないもならない。自力でハローワークや求人サイトを探しても、また同じようなブラック企業を引き当ててしまうかもしれない……」

首の痛みに耐えながら、私は一つの残酷な真理にたどり着きました。 そもそも、どうして私はこんな場所に入り込んでしまったのか。

それは、私自身が自分の市場価値を低く見積もりすぎ、一人で転職活動を完結させようとしたからです。

実は私、この前に大手の「doda」や「リクルートエージェント」にも登録自体はしていたんです。ただ、登録したからといって、私のために親身になって求人を探してもらえるわけではありませんでした。 届くのは、初期登録した大雑把な条件に合わせてシステムが機械的に送ってくる、希望の職種でも条件でもない「自動送信メール」ばかり。

「求人が全く来ないわけじゃない。でも、私個人のために案内してくれる求人は何ひとつないんだ……。やっぱり私の経歴や年齢、住んでいる地域のせいで、エージェントにはまともに相手にされないのかな……」

当時はそんな風に自分自身を分析して、ひどく落ち込んでいました。 そして「エージェントは頼れないんだ」と思い込み、自力で求人サイトを漁ってたった一人で戦おうとした結果、今回のブラック企業を引き当て、身体まで壊す事態になってしまったのです。

【教訓】内定にビビるな。そして一人で抱え込まないで

今、この記事を読みながら、当時の私と同じように苦しんでいる方に、これだけは切実に伝えたいです。

絶対に、内定をくれた企業にビビらないでください!

ハローワークや一般の求人サイトで自力で応募した場合、この会社のように、入社当日の朝にサラッと労働条件通知書を渡して「もう逃げられない状況」を作ってくる企業が一定数存在します。

もし、こういった「言った言わない」の給与トラブルや、入社直前の恐怖を絶対に防ぎたいのであれば、本来は転職エージェントを経由して入社するのが一番安全な防御策になります。 エージェントを間に挟めば、企業側は「入社前」に必ず書面を提示しなければいけないルールになっているからです。

ただ、前述の通り、私の場合は年齢や学歴、地域性のせいで、大手エージェントの自動送信メールに絶望してしまいました。でも、それはあくまで「当時の私のケース」による自己分析です。誰でも私と同じようになるとは限りません。

条件に合う求人があるかどうかは、その人のタイミングや時期によっても全く変わってきます。 私のようにはじかれるのが怖かったり、機械的なメールばかり来ることにガッカリして、ハナから諦めてしまうのは一番もったいないです。

少しでも安全に、そしてチャンスを広げるためにも、いくつかの転職エージェントにダメ元でも登録しておくのは、自分を守る防衛策として本当に大切だと痛感しています。どこかでカチッと、あなたに合う求人に引っかかってくる可能性は十分にありますから。

一人で求人サイトを睨みつけて抱え込み、身体まで壊してしまったら元も子もありません。頼れるプロの選択肢は、できるだけ多く持っておいてくださいね。

どんなに後悔しても、あの入社初日の朝には戻れません。 解けない魔法はないけれど、絶望の中で「少しずつでも、自分の武器を磨き直そう」と静かに誓った、入社2ヶ月目の苦い記憶でした。

事務ちゃん
事務ちゃん

「実はこのブラック企業に入る前、唯一WEB面談をしてくれた担当者がいたんです。あの時は正直『厳しいこと言うなぁ…』と思ったんだけど、今振り返ると全部その通りだったのよね……。」

その時の「島田秀平さん似の担当者」との、手汗がにじむようなリアルなWEB面談の様子は、こちらの記事で赤裸々に公開しています。もしよかったら、私の失敗を反面教師にしてくださいね。

👉 【実録】40歳・高卒事務の転職面談。エージェント「島田さん」に教わった書類通過の極意

👉 日記シリーズの続き「第7話:職場で泣いた日(仮)」へ続く…!

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