「転職したいけど、一歩踏み出せない…」
「今の会社でこのまま働き続けるべきか悩んでいる…」
そんなあなたにおすすめしたいのが、小説『転職の魔王様』です。
図書館で偶然見つけたこの本に惹かれ、手に取った私は、転職活動を進める勇気をもらいました。
今回は、小説『転職の魔王様』を紹介します。
この小説との出会いが、あなたの背中を押してくれるかもしれません。
『転職の魔王様』あらすじ
新卒入社した広告代理店でパワハラに遭い退職した主人公、未谷千春(ひつじたに ちはる)
叔母が経営する人材派遣会社「シェパードキャリア」で見習い社員として働くことになります。そこで、凄腕キャリアアドバイザー、来栖嵐(くるす あらし)が教育係となり出会います。
そこでの転職希望者との出会い、転職に悩む登場人物の視点と、転職エージェントで働く側の本音が短編で綴られています。それぞれの登場人物が、転職活動を通じて成長する姿が描かれています。
現実的な転職話にグサっと刺さりまくる
転職の魔王様と呼ばれる、転職エージェントの来栖が、毎回初回の面談時に話す言葉があります。
「未経験業界に行けるのは二十五歳まで、三十五歳が転職限界年齢なんて言われています。ちなみに女性の場合は三十歳が転職限界年齢だと言う人もいます」
転職の魔王様 P.64
小説の中に登場した5人の転職希望者の年齢は皆、25〜32歳。実際の転職市場では、売り手の年齢ですよね。
自分自身に当てはめてみると、とっくに転職限界年齢を越しています。
私は40歳。事務職で特化する専門スキルなし、子持ち。果たして私の転職活動は、不満を抱えながら現在の職場で働き続ける現状維持となるか、新天地へと行けるのか?
現実世界の私、どうなっていくのだろうと、考えながら読み進めていました。
転職向けて行動に移せていない方は、
本を通して転職活動を疑似体験することができますよ。
40代事務職のリアルな葛藤私は40代。年齢という壁は、想像以上に高く、現実的な不安に襲われました。
さらに、事務職という職種は、専門性が低く、転職市場で評価されにくいという現実も突きつけられます。
子どもがいるため、長時間労働や転勤は難しい。これらの条件を考えると、転職できるのか、希望の仕事に就けるのか、不安は募るばかりです。
しかし、小説を読み進めるうちに、様々な壁を乗り越えて転職を成功させていった登場人物たちに勇気をもらいました。
それは、自分自身の可能性を信じて積極的に行動を起こした人たちが掴み取った結果だったのです。
勇気と希望を与えてくれる一冊
小説『転職の魔王様』は、転職に迷っている人、一歩踏み出せない人に勇気と希望を与えてくれる一冊です。
主人公や登場人物たちの成長を通して、自分自身の可能性を信じて未来を切り開いていくという勇気が湧いてきます。
しかし、小説はあくまでも小説です。
敏腕キャリアアドバイザーの来栖嵐の厳しい言葉は、転職に迷える人たちには刺さりまくることでしょう。しかし、小説よりも現実世界の方がもっと厳しいということを忘れてはいけません。
転職活動は、決して楽な道ではありません。挫折や失敗を経験することもあるでしょう。
しかし、「転職の魔王様」を読んだことで得られる勇気と希望を胸に、自分らしい未来に向かって一歩踏み出すことができれば、必ず道は開けるはずです。
もし、あなたが転職に迷っているなら、ぜひ『転職の魔王様』を読んでみてください。
この小説は、あなたの人生を変える
きっかけになるかもしれませんね。
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